
原田幹(はらだ かん、本名:原田幹男)
日本文化や東洋思想に根ざした智慧を現代社会の判断へ翻訳する著述家・実業家。
企業経営、社会活動、武道教育など多様な実践を通じて、人と社会のあり方を探求し、その経験をもとに執筆や講演活動を行っている。
若い頃より日本文化や東洋思想に強い関心を持ち、禅や武道の修練を通して身体感覚と精神の関係を学ぶ。東洋思想は抽象的な精神論ではなく、人が状況を見極め、適切な判断を行うための智慧の体系であるという認識のもと、古くから日本に蓄積されてきた思想や文化を現代の社会や生活に照らして読み解く活動を続けている。
実務の分野では、ITやマーケティング領域の事業に長年携わり、企業経営や組織運営の現場で経験を重ねてきた。全国規模の組織において草創期から混迷期に至る体制整備や内部調整の実務を担い、組織の再構築や安定化に関わる。制度や理論だけでは組織は動かず、最終的に組織を支えるのは人の判断と信頼関係であるという実感を得た経験は、その後の思想形成にも大きな影響を与えている。
また、地域社会においては更生保護活動や青少年育成に携わり、保護司としての活動や武道教育などを通して人材育成に関わっている。
社会のさまざまな現場に関わる中で、人の成長や社会の安定には精神的な基盤が不可欠であることを強く認識し、日本文化に根ざした価値観や倫理観の重要性を再認識するに至った。
こうした実務経験と社会活動を背景に、日本文化や東洋思想に蓄積された智慧を現代社会に伝えることをテーマに執筆活動を行っている。著書では、日本の歴史や文化に根ざした言葉や思想を取り上げ、それらを現代の生活や経営の場面に照らしながら、実践的な視点で解説している。思想を単なる理念として語るのではなく、日常の判断や行動に生きる智慧として提示することを重視している。
現代社会は情報や合理性が重視される一方で、人間の判断の軸が見えにくくなっている時代でもある。原田は、東洋思想の本質は「人がどのように状況を見立て、どのように判断するか」という智慧にあると考え、その智慧を現代社会の言葉へと翻訳することを自身の使命としている。
思想と現実の間に立ち、日本の智慧を現代の判断へと結び直すこと。
原田幹の活動は、著述、講演、教育、社会活動といった多様な形を通して、静かにその思想を社会へ伝えることにある。日本文化の中に息づく智慧を現代の生活と社会の中で再び活かすことを目指し、今日も執筆と対話を続けている。

