スパイ防止法がない国、日本!

スパイ防止法がない国、日本!!

日本を守るために知っておきたいこと


『スパイ防止法がない国、日本! ― 日本を守るために知っておきたいこと ―』

あなたは知っていますか?

日本には、「スパイ行為そのものを処罰する法律」が存在しません。
国家機密も、最先端技術も、国民の安全も――
守る“盾”がないまま、私たちは情報戦の時代を生きています。

――

アメリカ、中国、ドイツ、イギリス。
世界の主要国が当たり前のように持っている「スパイ防止法」。
しかし、日本にはそれが存在せず、過去何度も法制化の機会を逃してきました。

本書では、
・スパイが“いないことになっている”日本の現状
・実際に技術が盗まれた驚くべき事例
・教育とメディアの無関心が生み出す国家的リスク
・クラウド依存による情報主権の喪失
・日米同盟における“情報格差”の実態
などを、わかりやすく丁寧に解説。

「国家を守る」とは、一部の政治家や自衛官の仕事だけではありません。
私たち一人ひとりの関心と理解が、日本の未来を左右します。

今こそ問われるのは、
「あなたは、自分の国を守る意志がありますか?」
各界からのレビュー
■安全保障の専門家(大学教授・元外交官など)

「長年の懸念を、一般読者に届ける形でよくぞまとめてくれた」
国家の安全保障は、軍事力だけでなく法制度が支える。
本書は日本の“最大の穴”を正面から見つめ、国民的議論を促す貴重な一冊だ。
■ メディア関係者(ジャーナリスト)

「報道では語れなかった“本当の話”がここにある」
情報はもう一つの戦場だ。本書は、報道現場でも語りづらかったスパイ問題を、見事に可視化している。
■政治関係者・元官僚

「遅きに失する前に、広く読まれるべき警鐘本」
諸外国と情報を共有できない現実を、国民がどれだけ知っているだろうか?
本書はその“無関心”に揺さぶりをかける。
■若い世代・一般読者

「陰謀論じゃなかった。これは“リアル”だった」
難しい話かと思っていたけど、対話形式で読みやすく、スッと頭に入ってきた。
もっと早く知りたかった。
■元自衛官・情報関係者

「ようやく“静かな戦場”を語る時が来た」
本書は、見えない戦いの最前線を丁寧に解き明かしている。
これは戦わない国民にこそ、読んでほしい。

第1章 スパイは本当に「いない」のか?
見えない敵は、存在しないのか?
日常に潜む“スパイ的行為”とは?
なぜ日本では“平和ボケ”が続くのか?
情報を奪われるという“静かな敗戦”

第2章 スパイの仕事とは何か?
幹と雫の対話:見えない戦場の正体
スパイの分類 ― 4つの任務と目的
スパイの手口 ― 情報はこうして奪われる
日本が狙われる3つの理由
協力者の心理 ― “普通の人”がスパイの片棒を担ぐ
情報とは、現代の“兵器”である

第3章 クラウド依存と情報主権の喪失
クラウドは“便利”か“脆弱”か
なぜ“GAFAMクラウド”に依存しているのか?
国産クラウドは本当に“代替”になり得るのか?
「政府CIOポータル」「デジタル庁」戦略の盲点
情報の“武器化”に対して無防備な国

第4章 あなたの会社の顧客データは狙われている
情報は“戦略資産”である
“顧客情報”がスパイにとっての宝
企業スパイの典型的な手口
ケース1:地方の部品メーカーがやられた
ケース2:SNSで漏らした“たった一言”
サイバー攻撃と内部犯行の“複合型”
対策は「技術」よりも「意識」

第5章 法なき国の脆弱さ ― 日本が抱える制度的空白
世界各国の「スパイ防止法」と比較して
過去にあった法案構想、なぜ成立しなかったか?
同盟国からも信頼を失いかねない日本

第6章 教育とメディアの“無関心”が招く国家の穴
教育と報道の「沈黙」が、国を無防備にする
学校で教えられない「国家のリアル」
メディアが報じない“情報戦争”
市民教育こそ、国家防衛の第一歩

第7章 日本の技術はなぜ盗まれたのか?
【事例1:半導体産業の衰退】
【事例2:高度工作機械の設計情報流出】
【事例3:新幹線技術の模倣と輸出】
【事例4:大学研究室からの共同研究漏洩】
日本が狙われやすい理由
【人的流出の構造的課題】
【法制度面の脆弱さ】

第8章 スパイは民主主義を壊す
情報は「奪う」だけでなく「操る」時代に
SNS世論操作という新たな戦場
外国政府が仕掛ける“認識の植え付け”
メディアと学術の“浸透工作”
選挙と政策決定への影響
「情報」を守るとは「社会構造」を守ること

第9章 スパイ防止法は言論弾圧なのか?
なぜ「スパイ防止法」が作れないのか?
「弾圧」の不安は理解できるが…
世界の法は“自由”を前提に設計されている
「何もしていない人」が怖がる必要はない
「自由を守るための制限」という考え方

第10章 日本が生き残るための最低条件
見えない戦争に晒される日本
「法」がなければ、守れない
教育と報道がカギを握る
覚悟なき国に、未来はない

最終章 この国を守るのは、あなたである
静かなる侵略に気づいたとき、私たちは何をすべきか
まずは、知ること。学ぶこと。そして伝えること
声を上げる者が、未来をつくる
国家とは、あなたの姿そのものである
この本を手に取ってくださったあなたへ
あなたの暮らしは、誰に守ってもらいたいですか?

巻末資料(付録)
付録 ① 主要国のスパイ防止法・比較表(簡易版)
付録 ② スパイ事件年表(簡易版)
付録 ③ 企業スパイの典型シナリオ(要約版)
付録 ④ 用語解説(抜粋)

【著者について】

著者は、ITコンサルタント・禅僧・教育支援者として活動する原田 幹。近年はAIとの共著という形で、日本の精神文化と現代社会の課題を結び直す著作を手がけており、本書でもAI雫との対話を通じて、問いを深め、希望の道筋を描いています。

“目覚めるか、飲み込まれるか。”

いま、日本人一人ひとりに問われています。